≪いま、会いにゆきます≫★★★ 05.06.19
| 2003年3月の発売以来、異例のロングセールスを続け、1年あまりで発行部数30万部を突破した大ヒット作待望の映画化。監督はドラマ『ビューティフルライフ』『GOOD LUCK!!』など次々と大ヒットドラマを世に送り続ける土井裕泰。脚本は『君の手がささやいている』『ビーチボーイズ』『ちゅらさん』など繊細な物語世界とポジティブなキャラクター造形で多くのファンを獲得している岡田惠和。『ピンポン』『アイデン&ティティ』の中村獅童と『黄泉がえり』『天国の本屋〜恋火』の竹内結子が、切なくもやさしい愛を綴ります。 |
ネタバレしないと書きにくいのでばらしちゃいますので見てない人は読まないでください。
20歳の女の子が、29歳にタイムスリップさせられる。と、自分は28歳で死んでることが分る。うまくいってないと思ってた彼とは結婚して子どもがいることも分る。
ここで自分の日記が出てくる。そこには、ある程度自分が死ぬまでのこと、ということは、過去のことだけど未来のことが書いてある。
うーん、ややこし。
タイムスリップして最初のキスで、彼女は「はじめてのキスみたい」とつぶやく。
彼女にとっては、彼とは初めてのキスで、彼にしてみると、久しぶりキスってことになる。
ここの「はじめてのキスみたい」というセリフは最初見てるときは観客は意味がわからない。
後で謎解きされて初めて、そっか、あれは彼女の人生においてはファーストキスだったのかと分る。
ファーストキスという大事なシーンで後にならないと意味が分らないようなセリフを入れてるとこがこの映画のコンセプトがタイムスリップものとしての謎解きに力を入れてる証拠だ。
29歳から20に引き戻されたとき、彼女は悩む。29歳で死んでしまう私が、子どもをつくったりしていいものかというようなことだと思う。そして、いいことなのだと、彼に会いに行くことにする。
それが、タイトルになってる。
と、ここでタイムパラドックスが発生してるとこが面白いところ。
彼女は今後の運命を知っているから力強く彼のとこに出かけるのだけど、それがなければ、彼との恋愛は破局状態だった。
もしタイムスリップすることがなければ結婚ということはなかったかもしれない。29歳にタイムスリップして、二人が結婚しているのを知ったけど、それは、29歳にタイムスリップしたおかげだという矛盾が発生してる。
あー、ややこしだけど、そのあたりが面白い。
そこで、ひまわり畑でのファーストキスになるのだけど、実は、キスは彼女にとっては29歳時代に経験してること。彼の方はファーストキスというあたりが面白い。
ところで、これはいずれも最後に分ること。
といったタイムトリップものとしてはそれなりに面白いのだけど、「純愛」映画としてはつまらなかった。
当初は、死者が帰ってきて、また生活を始める・・・お盆のジューンプライド版-というのもヘンですが-と思った。その時の気分としては「人騒がせなことを」だ。せっかく気分も落ち着いてるときに期間限定で帰ってきては混乱するばかりだ。それで冷ややかに見ていた。
後で違うと言われてもいまさら乗りをかえられない。
映画に感情移入してさめざめと泣いてみたいものだと思うのですが、めったにそんに映画にはあたらない。どうも苦手なジャンルですね。今回もハズレなんですが、映画が悪いのかワタシのハートの問題なのか不明。