≪インファナル・アフェア≫★★★★☆ 04.10.20

 2002年の香港映画賞を総ナメし、ハリウッド史上最高額でリメイク権が落札された香港黒社会を舞台にしたサスペンス・ドラマ。警察と犯罪組織それぞれに潜入を命じられた2人の男が、身の危険と心のゆらぎに苦悶しながら10年の時を経て対決の時を迎える姿を緊迫感溢れるタッチでスリリングに描く。主演はアジアを代表するスーパースター、アンディ・ラウとトニー・レオン。監督は「古惑仔」シリーズのアンドリュー・ラウと「ファイナル・ロマンス 天若有情III」のアラン・マック。
2003年のブルー・リボン賞 外国映画賞受賞。

信頼している「映画ノススメ」サイトで昨年のベスト1に輝いた作品。普通は少し文学的なドラマっぽいのが選ばれるとこだけど、珍しくアクション映画。
上にあるようにハリウッド史上最高額でリメイク権が落札された。最近のニュースではレオナルド・ディカプリオとマット・デイモンが共演することになりそうだ。

監督は「ギャング・オブ・ニューヨーク」「アビエイター」に続き、ディカプリオと3作連続のコンビになるマーティン・スコセッシ。

香港映画というと少し演出、演技過多のB級的なつくりが面白いというイメージだったのが、ここでは、邦画はもとよりアメリカ映画にもこれだけスマートな作りは珍しいんじゃないかというような、小結がいきなり優勝してしまったような作品。

みなさん言われてるように脚本がよく出来ていて、その演出がまたスピーディで垢抜けたもの。監督、脚本は要記憶ですね。

囮捜査ものは、いつかばれるんじゃなかいとハラハラするものだけど、本作品はダブル囮の話。ギャング団に囮で入っている警察官がおり、警察にはギャング団の息のかかった警察官がいる。そのダブル囮がその地位を利用して、潜入している囮を探し出すとなると、倍以上にハラハラになる。

その囮二人にボスの二人のキャラもよく描きこまれていて、サスペンス以上の味わいが出ている。ちょっとした銃撃戦がある以外は派手なアクションもなく、これだけの緊張感をみなぎらせる映画作りりっぱです。