≪インビジブル≫★★★  01.06
 透明人間を最新のSFXで。こういうSFX中心の作品は内容はお粗末ということが分かっていてもつい見てしまう。後で後悔するのだけど、でも、ついつい。
主役のケビン・ベーコンと言えばB級映画の≪トレマーズ≫が忘れられない。この人が出ると独特のB級映画の雰囲気が漂う。なもので、世界はケビン・ベーコンを中心に回っているということになるのだろう(「インターネット・ジャングル」参照)。
 この映画も例外に漏れず、科学者として透明人間になる方法というすごい発見しておきながら、自らに人体実験をして、H関係、暴力関係に走る。透明人間といえばH関係でしょうとお約束に忠実。マッド・サイエンスものという見方もできる。
このへんは、監督がポール・バーホーベンといって昆虫の怪物が山のように出てくる≪スターシップ・トゥルーパーズ≫のような映画を作った根っからのB級映画体質の人で、一緒に暴走している。
最後は、閉ざされた空間の殺し合いというおなじみ≪エイリアン≫パターンに持っていく。
 透明化のシーンは、生物の教科書に、骨、筋肉、内蔵、血管といった人体図を重ねていくページがあったけど、あれを連想する。とりあえずは楽しめるのではないかと思う。
 B級映画に限りない愛情と理解を示す私ではありますが、しかし、それでも、世界的大発明が個人的な覗きと殺しの道具になってしまうという話の強引さにはついていけなかった。ここまでやっちゃうとC級映画でしたと言わざるを得ない。それを分かって作ってるのは分かるのですが。(01.6)