≪海辺の家≫★★★  03.01.19
かなりひどい状況。子どもは顔中ピアスをしているようなパンク野郎。自分は離婚して一人。会社は突如クビ。そこに医者からはガンで4ヶ月の命と宣告される。
 ここからどう4ヶ月を過ごし実りある人生にできるか。なかなかにむつかしい問題だ。

 彼が選んだ道は子どもをむりやり誘い海辺にある古い家を建て直すというもの。

 ロバート・B・パーカーの名作「初秋」も確か心を閉ざした少年を誘って小屋を建てる話だった。少し趣旨は違うけど家を建てるというのは共同作業の目的としては価値があるようだ。

ドラマ「岸辺のアルバム」も思い出した。「岸辺のアルバム」は「家庭」が崩壊してい行く話だけど、最後台風でホントに「家」が壊れてしまう。「家族」と「家」はソフトとハードの関係、不可分のものかもしれない。タイトルも「海辺」と「岸辺」で似ている。

ポイントはぐれてる子どもが父親を受け入れ自分を開くターニングポイントにあるんだろう。一度開いてしまえば後はうまくいく。けどこれがどうも私にはそんなことでカンタンに仲直りできるのだろうかと思う。

映画館を出る人のみんなの目に涙の跡なんて書いている人もいた。
決死の行動は人を動かすということだろうか。

 これは映画のせいではなくて私の感受性の問題なのかもしれないけど、この程度の美談で乗れないほうに一票です。「あなたは間違っています。」と言われたら頭をさげるしかないけど。

 その後別れた奥さんからその新しい旦那から近所の人から皆が加勢に来る話になっていく。乗り損なっていると画面から心は遠くなるばかり。

 不良の子ども役がどこかで見たことあるけどなかなかの二枚目で味がある。どこで見たんだろうと思ったら≪スターウォーズU≫でアナキン役をしていたヘイデン・クリステンセンでした。