■≪ウォーター・ボーイズ≫★★★★ 02.10.18
水泳部、部員は一人のとこに、カワイコチャン先生が赴任してきて、「みんな水泳部に入ってね」と言った次の日にはプールは生徒でいっぱい。
ありがちですがこういうギャグ好きです。これでこの映画は決まったようなもの。
昔の加山雄三の若大将シリーズでは、加山雄三は最後の試合に必ず遅れてきた。
青大将の田中邦衛が、「まだかなぁ」と言ってるうちに「来たァ!」となって、水泳リレーのアンカーにぎりぎりまにあったりする。
この映画でも主人公は恋人が観客でいるものだから、シンクロを見せるのが恥ずかしいと参加しない。それが説得されて途中から参加する。
集団でやる競技で、キャプテンがいなくてできるはのヘンだし、30人があれだけ練習したものをそんな個人的なことで捨てることができるのも納得いかない。
いくら激しい運動だからといって水泳パンツが脱げるのヘンだし、30人もいてそれが見つからないのもヘン。
急遽彼女のいる学校のプールで演技することになったのに、彼のためパンツを彼女がもっているのもヘン。いったいいつ作ったんだろう。
てなふうにすごいご都合主義の映画なんだけど、それらのことを監督に言っても笑ってるだろうと思う。むしろバカにされるかもしれない。そんなことは承知でつくっているからだ。
そうしたネジの締め具合の甘さが作品の風の通りのいい雰囲気を作っている。
といって理解はできるけど、理解の上でないとすっきり乗れてないのも事実。快作といったレベルでしょうか。
ビデオで見たせいもあるでしょう。たくさんの観客と笑いながらこの世界に埋没するとすっかりはまってしまいそうな雰囲気はありますね。
最後の本番の見事さは映画の流れの延長上の出来を飛び越えてますね。
これも、あれだけの時間でコーチもいなくて素人がこれだけの出し物を作れるわけがないとだれでもわかるのですが、そんな文句を言う人もいないできあがりです。
シンクロというとオリンピックの一糸乱れぬ超絶技巧しか知らないのでこんな風に一糸乱れて元気活発なシンクロでもいいんじゃないかというエンタテイメントのやり方が新鮮で感動的なんだと思います。