■≪ウインドトーカーズ≫★★★★ 03.02.27
最近の戦争映画はリアルなので見ていてとにかく痛い。
この映画は痛い×2である。
というのは、太平洋戦争のサイパンが舞台。味方(この場合アメリカ)もバンバン殺されるけど、敵も日本兵なので、これも痛い。やっちゃえ、やっちゃえとはならない。一粒で二度痛い戦争映画でした。
最近≪ブラックホークダウン≫≪ワンス・アンド・フォーエバー≫と痛い戦争映画が続いていますがもしかして戦争映画のブームなんでしょうか。SFXあたりをリアルに使うことで、こうした激しい戦争映画をつくることが可能になってブームになっているのかもしれません。
タイトルは通信兵の呼称からきている。風のように話す人ってとこかな。
普通に通信していると敵に解読されてしまうので、インディアンのナバホ族の兵士にインディアン語の暗号での通信をさせる。これがたいへんな効果を生む。
しかし、もし彼が捕まることがあれば、暗号が使えなくなる。その時はいかなる犠牲を払っても阻止しなければならない極秘指令をニコラス・ケイジは受ける。
仲良くなると情が移ると距離を置こうとするがうまくいかない。そして・・・。
膨大な銃弾に、スローモーションに、アクションに男の友情。ジョン・ウー監督印のアイテム勢ぞろいなのが面白い。
ただメインの男の愛情、自己犠牲が少しウェットすぎる。出来損ないの日本映画みたいだ。アジア的といってもいいのかもしれない。戦闘シーンはリアルなのにストーリーのほうはフィクションぽい仕上がりで、古臭い感じがする。ハードにソフトが追いついていないというところだろうか。