≪ボウリング・フォー・コロンバイン≫★★★★ 03.09.11
| 02年カンヌ映画祭に正式出品、審査員長デビッド・リンチが急遽“カンヌ映画祭55周年記念特別賞”を設けて授賞した話題作。 監督は、著作「アホでマヌケなアメリカ白人」が全米ベストセラーになった過激ジャーナリスト、マイケル・ムーア。なぜアメリカで銃犯罪が多発するのかをめぐり、99年のコロンバイン高校銃乱射事件犯人の同級生から、現全米ライフル協会会長である「ベン・ハー」の人気俳優チャールトン・ヘストンまで、アポなし突撃取材。 |
「へぇー」というのが意外とありました。
銀行で口座を開くと、銃をあげますキャンペーンをしている。
州によっては銃を持つことを義務付けてる。
犯罪は20%くらい減っているのに、テレビ番組での放送時間は600%増えている。
アメリカでは銃による死亡が年に11127件あるが、英国68件やカナダ165件、日本では39件しかない。
ちょっと関係ないけどカナダでは家にカギをかけない。
かけると自分を閉じ込めてしまうような気がするため。
こういうのって、どう考えるかで逆の結果になるといういい例ですね。
「銃を使うことで安全が手に入るならアメリカは世界一安全な国だ。だが実際は逆だ。」
ある人が言うんですが、それが結論だと思う。
けど、銃はなくならない。銃の業界が力を持っているからということもあるんだが、自分のことは自分で守る。という個人主義が根っこにあるからのようで、なかなか崩せない。アメリカ政府が理不尽なことで自分を攻撃してきたら反撃するんだ。と言っている。
国に軍隊があるように個人も武器を手にすることができるという思想なんですね。
それならそれで勝手に殺しあってくださいというとこですが、それが、アメリカの暴力主義のようなとこに結びついてるし、肥大化した自我が傲慢なアメリカ人を作ってるんで他人事ではないんですね。
話としては、犯人が乱射事件で使った銃弾を購入した店に行って弾丸を売るのをやめさせたりする。
被害者心理を考えたら当分自粛する必要があるだろうけど別にそこがやめても他が売ってれば同じこと。犯人はたまたまそこで買っただけのこと。
マイケル・ムーアという人は、図々しく単純な正義をふりかざしてくる。あまり好きにはなれない。といって、体型のせいかどこかユーモラスで憎めないとこもある。
細かいショットを重ねたり、音楽をうまく使ったり、ドキュメントにしては、エンターテイメントなつくりで、そのへんが新しいところ。