■≪ホワイトアウト≫★★
原作がなかなか面白い作品で、≪ダイ・ハード≫みたいだから映画化しないかなと思ってた。≪ダイ・ハード≫も好きな映画だ。映画に原作者の真保さんがかかわったり、興行的にもヒットしたし、期待してたのだけど、面白くない。
キレがないというかかったるい。どこか遠くでアクションしているような感じで、感情移入していかない。
犯人と織田裕二の間に物理的な距離があって、アクションがぴんとこない。
「出てこないと仲間を殺すぞ。」
というおなじみのシーンがあるのだけど、排水管脱出劇になって、犯人もそれ以上あれこれいわない。というのも彼のしたことは部下を2.3人殺したくらいであまり作戦に影響ないのだ。一方織田裕二は鬼のような顔をして雪山を登っている。まったくちぐはぐ。何やってんだかと思う。
おまけに、ダムの位置関係や織田裕二のやろうとしていることの説明がないのでさらにピンとこない。
アクションの動機は友情でこれももの足りない。織田裕二のイメージとしては性格に深みがあるものは似合わないとこがあって、どうしてもシンプルな正義感のようなものにしかならない。友情あたりが妥当な動機づけだとは思うけど、浪花節になってしまって、≪ダイ・ハード≫に及ばない。日本の文化のレベルはこのくらいかとがっかりする。カメラアングルもほとんど織田裕二のドアップで、確かに撮影は大変そうなんだけど、織田裕二賛辞みたいな作りで物足りない。がっかりして頭がホワイトアウトします。