《フォーン・ブース》★★★★ 2007-01-08
ほぼ公衆電話ボックスのみで成立するサスペンスというのが面白い。犯人の電話、警察、テレビ局、奥さんが十重二十重になり、犯人から警察から狙われる一触触発状態が続くのでテンションが高いままラストまで持っていかれる。
なかなか秀逸なアイデアのようでいて、もう一歩詰めてもらいたいような気がする。ちょっとワンパターンになって意外性がない。単なる愉快犯で、プライベートなことを告白して終わりというのでは目的が薄味。犯人の動機などもよく分らない。
窓から銃口が覗いているのに見つけ出せないとか、銃口が自分のところにないときがあるのに飛び出さないとかムリもかなりある。もう一歩突っ込んでうならせると秀作になりえた佳作といったとこでしょうか。
『マンハッタン、タイムズスクエア。自称一流のパブリシスト、スチュは、今日もアシスタントを従え、携帯電話からクライアントや業界に口八丁でビジネスをまとめ上げている。そんな彼はアシスタントと別れた後、1台の電話ボックスに立ち寄り、結婚指輪を外してクライアントの新進女優パメラに電話を掛けた。スチュは彼女をモノにしようとしていたが、上手くいかずに受話器を置く。その刹那、今使っていた公衆電話のベルが鳴り、思わず受話器を取ってしまうスチュ。すると電話の主は、“電話を切ったら殺す”と脅迫してきたのだった…。
』