《武士の一分》★★★★2007-08-15
ウェルメイドないかにもな時代劇な味わいでよかったですね。
果し合いシーンがメインだが、派手にしないところがいい。盛り上げようとすれば、大観衆にしてそれらしくもできるのだろうが観客は付き人一人のみ。盲目でも鍛錬に鍛錬を重ねて座頭市のように仕立て上げれば、連れ立ってきた配下との大殺陣にもできるがそれもしない。
登場人物も限定して、あくまでも小品の仕上げにしている。その良識あるスタイルが心地よいですね。
これまでの三部作では殺陣にちょっと疑問があったがここではうまくいってる。
目が見えないということで、相手はいろんな小細工をしてくることが考えられるがそれに騙されない訓練を積んでいたのが効を奏す。あくまでも本体の気を感じることが重要といった理屈が立っている。
木村拓哉はちょっと隈の塗りすぎなとこもあるけど、目が見えない演技がなかなかうまい。
『山田洋次監督の藤沢周平時代劇映画化三部作の最後を飾るヒューマンドラマ。主演に『2046』で世界にも活躍の場を広げた木村拓哉を迎え、幕末に生きる武士の名誉と夫婦のきずなを描く。妻役の檀れいやかたき役の坂東三津五郎ほか、緒形拳や桃井かおりなど、日本を代表とする実力派俳優が勢ぞろいする。「武士の一分」とは、侍が命をかけて守らなければならない名誉や面目の意味。』