≪キル・ビルvol2≫★★★★ 04.11.07

娘と夫を殺された最強の女エージェント“ザ・ブライド”の復讐劇を描くクエンティン・タランティーノ監督のアクションエンターテインメントの第2弾。テキサスの荒野と中国大陸、メキシコを舞台にマカロニ・ウエスタンの世界が展開する。主演は前作と同じくユマ・サーマン、ビル役のデヴィッド・キャラダイン。脇を固めるのはサミュエル・L・ジャクソン、ダリル・ハンナの個性派。アクションづくしの第2弾にくらべ主人公ザ・ブライドの内面にスポットをあてたストーリー展開。

前作の≪キル・ビル≫は日本を舞台にしたかなり破天荒なアクションだった。このくらいリアリティがないとかえって許せてしまう、そのペースにはタランティーノのフィルムメーカーとしての技と日本映画への愛がありましたからね。

その破天荒さはだいぶ影をひそめて、会話の多いつくりになってる。動から静にフンイキを変えてきた。
これを成功と感じる人もけっこういるようなんだけど、ワタシは正直少し眠くなった。いつ激しいアクションにつながるかという時は緊張感があるのだけどそうした気配がない長い会話はだれてしまう。

もっとも影をひそめたと言っても、棺桶に入れられて、クギでフタされて、地中に埋められていかに脱出するかなど、決めるとこは決めて、マカロニウェスタンあたりのチープな感じが漂ってなかなかいいフンイキだ。こういうフンイキの映画はないからまだ見たいなって、三作目があるそうなので期待したい。