《嫌われ松子の一生》★★★★☆ 06.06.30
| 中島哲也監督が、山田宗樹の同名ベストセラー小説を映画化した異色のシンデレラストーリー。壮絶で不幸な日々を過ごしながらもハッピーな人生を目指して奮闘する、川尻松子の波乱万丈な生き様をつづる。教師からソープ嬢、殺人まで犯してしまう松子に『電車男』の中谷美紀がふんし、転落人生を送る女性の悲哀をコミカルに演じる。ベテラン俳優からお笑い芸人まで30人を超える豪華有名人の出演シーンも見逃せない。 |
ポップな画面づくりは相変わらずにして、ただ転落していくだけの女性の一生なんてあわないテーマでもお構いなしだ。一生とか半生なんてかなりの演出の力量が必要なんだろうけど、それをこれだけトリッキィな方法でまとめる力とは、今一番乗ってる監督さんなのかもしれない。
ポップな作風は出演者をコマのように扱いがちだけど、ここでは主人公の心情がきちんと描かれているとこも違うところ。
ミュージカルにしたりパロディにしたりノスタルジックにしたり悲劇にしたりコメディにしたり自由自在ですね。
ただ《下妻物語》のような興奮がないのはなぜなんでしょう。もう慣れたのか。殴られても一人でいるよりいいなんてよく分からない心情なので身につまされないとこがマイナス。って下妻もおんなじか。