≪キサラギ≫★★★★2008.01.27

よくできてる。密室劇で伏線と意外性で勝負するしかない条件の厳しさをうまくクリアしている。面識のない人が一同に会するというのはネットのオフ会ならではでこういう設定もうまい。こうした作品に挑むチャレンジ性も好きだしその意欲が画面に出ている。
(ネタバレあり)
とはいえ気になるとこもなくはない。「結局事故死でした。」では意外性は弱い。どんでん返しとまではなっていない。ゴキブリを20分追いかけるって、そんなゴキブリいるだろうか。

床がベトベトになるまで油をまくというのもなんだか非現実的。

ナイフを取り出して殺す、殺さないというように話がエキサイトしすぎるのもこの種のドラマの悪いクセだ。しょうがないことなのか。

これが三谷幸喜だったらどうだろう。こちらの想定を超えてもっと面白くなれただろうなと思ったりするのでした。

『自殺したアイドルの1周忌に集まった5人の男が、彼女の死の真相について壮絶な推理バトルを展開する密室会話劇。≪ALWAYS 三丁目の夕日≫で日本アカデミー賞を受賞した古沢良太の巧みな脚本を、≪シムソンズ≫の佐藤祐市監督が、コミカルかつスリリングに演出。小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、ドランクドラゴンの塚地武雅、香川照之という人気、実力を兼ね備えた5人が繰り広げるハイテンションな会話劇から目が離せない。』