《コーラス》 ★★★★2006-12-12

学級崩壊状態のクラスに合唱を教えることでまとめようとする。

というとありがちな話で、その通りの展開ではあるのだけど、日本の学園モノやアメリカ製と違ってドラマチックにひたすら盛り上げる展開とはだいぶ違って比較的穏やかに進むのが好感がもてる。フランス映画ならではなんでしょう。

最初の学級崩壊状態の部分の描写がリアル。汚い言葉を吐き、先生の言うことは聞かない。タバコを飲み、ケンカばかりしている。今の日本の学校に通じるものがある。先生のいらだちがこちらにも伝わる。ここがしっかりしてるので、その後の展開にスムースに乗れる。

一つ気にいらないのは、生徒がコーラスを始めて急にうまくなる。有名な合唱団の声にしているからそうなる。映画なので、キレイなほうが心を打つのだけど、あの悪童がどう更生していくのかと見てると、ちょっとしらけるところがある。

『23人の子供達とひとりの音楽教師が織り成す感動の物語。音楽教師を演じるのは、≪バティニョールおじさん≫で名演を披露したジェラール・ジュニョ。監督・脚本は、これがデビュー作となるクリストフ・バラティエ。実際にサン・マルク少年少女合唱団のソリストを務める13歳のジャン=バティスト・モニエの美声は要チェック。』