≪コンスタンティン≫★★★★ 05.06.04

≪マトリックス≫シリーズのキアヌ・リーブスと≪ハムナプトラ≫シリーズのレイチェル・ワイズ共演の地獄と天国の狭間で生きる人間を描いた新感覚ムービー。独特の映像を作り出したのは、ミュージック・クリップで活躍中のフランシス・ローレンス監督。

悪魔払いの話というと≪エクソシスト≫をはじめとしておなじみで、新鮮味がないけど、これはかなり斬新なつくりで楽しめる。

設定、世界観、小技が独特で、水につかることで地獄に行けるとか、悪魔を鏡に吸い取って割ってしまうとか、悪魔と戦うための武器を売っているセールスマンがいたり、悪魔を倒す武器が≪ゴーストバスターズ≫に出てきそうなものだったり。これは原作がコミックでその世界から来てるのだろう。

主人公は自殺しようとしたことで、天国に行けない設定になってる。タバコを手放さないヘピースモーカーで肺がんで余命1年言われており、なんとかせねば、自分が地獄におくったものと一緒暮らさなくてはならなくなるという問題を抱えてる。

美女といても恋に落ちないまじめなのか不まじめなのかよくわからないキャラクター、仕事はタクシーの運転手というのもユニークなところ。

悪魔と神の壮絶な戦いをビジュアルで見せるのかと思ったら、主人公の機転による問題解決で、画像より物語中心というつくりが珍しい。

オカルトにしては一味ちがった知性的なタッチになっている。

といって映像的にもかなり凝っていてCGに見慣れた目にも新鮮にうつるものも多い。反面ゴキブリの塊など、チープなものもあるけど、それはそれで必要なんでしょう。

が、それが全体の印象として少し理屈っぽくなってる気がする。見ていて気持ちがはじけていかず、カタルシスが弱い。

シリーズ化できる要素は多分にあるので、次回作を期待したい作品です。