≪壬生義士伝≫★★★ 04.03.16

先ごろの第27回日本アカデミー賞の作品賞をとった作品。他に主演男優=中井貴一、助演男優=佐藤浩市がとっている。日本では≪座頭市≫よりこちらのほうが評価が高かったことになる。
原作は、「鉄道員(ぽっぽや)」の浅田次郎。
 新選組の中では全く無名だった男を主人公にするという大胆な発想と、どこか現代とも重なる幕末を必死で生き抜く男の姿を描いた。
 。監督は≪陰陽師≫の滝田洋二郎監督。また、映画音楽の巨匠『千と千尋の神隠し』の久石譲。

アカデミー賞と聞いてさっそく見てみました。
こういうミーハーな人がいるから賞はなくならない。

しっかりした筋運び。画づくり。田舎の家族に送金するため、新選組にいてもお金に固執する男を中井貴一が好演してる。家族第一に見えて、ラスト・サムライでもあるという複雑な役をうまく演じている。
画面もきっちりしていて、佐藤浩一との関係も見ごたえがある。

ところが、ラスト近くはお涙ちょうだいのシーンが延々と続いて、すっかり白けてしまう。
人によっては仕掛どおり泣けるらしいけど、それまでの高い評価がグングン下がっていくお寒い話になってしまった。

これがアカデミー賞ということは、とりあえず日本映画の水準を表してるのだろうけど、まだまだだなぁとワタシ的には思う。