《ミュンヘン》★★★★ 06.09.05
1972年のミュンヘン・オリンピック村で起きたテロ事件をモチーフにしたスピルバーグの作品。テロそのものの話ではなくて、そうやって被害を受けたイスラエルが逆テロを仕掛ける話。
《プライベート・ライアン》でリアルな暴力シーンを描写した手腕系の映画ですね。リアルさに目をそむけるかドキドキするか。
テロなので爆弾で殺すのがいいと電話、ベットと仕掛けるのだけど、手続きとしてややこしい。このあたりは殺害に至るまでのドキドキがありますね。
また女性を殺すのに吹き矢のようなものを使うのだが、喉元に開いた穴から出血するまでのちょっとした間なんてなんともリアルだ。
最初は料理がうまいからリーダーになったんだと笑いあっていたチームが人殺しの呪縛から暗い表情になっていき、逆にやられるようになる。
あえて目をそむけさせることで暴力や復讐の無意味さを問うコンセプトになっている。
ちょっとかわったアクションというかバイオレンスとして見ることができますが、やや冗長ですかね。その冗長さがエンタテイメントよりシリアスなメッセージ性の証なんでしょ。