≪ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還≫★★★★☆ 04.03.13
| 第76回アカデミー賞では、作品賞以下、監督賞、脚色賞、作曲賞、主題歌賞、編集賞、美術賞、衣裳賞、音響賞、視覚効果賞、メイクアップ賞の合計11部門を受賞しました! しかも、9部門ノミネート9部門受賞の「ラスト・エンペラー」(88)「恋の手ほどき」(58)をしのぎ、ノミネート11部門をパーフェクト受賞するという快挙で、同時に、11部門という受賞数は「タイタニック」(97)「ベン・ハー」(59)に並ぶアカデミー賞史上最多記録! 全世界での総興行収入は10億ドルを突破し、史上2位となった。 興行収入1位は「タイタニック」(1997年)の18億ドル。 「王の帰還」は昨年12月17日の公開から10週間足らずで10億ドルに達し、「タイタニック」の11週間目での記録を抜いた。 |
これはやはり目撃しとくべきでしょう。こうなるとイベントみたいなものですね。
モブシーンの迫力は映画史上残る出来で、ここで心を捕まれるので3時間30分あっても平気ではないかと思う。
特にすばらしいのはカメラで、羽がはえてるように、滑空して、群集シーンや街の上を飛翔する。そんなとこが随所にあって快感ですね。
少しネタバレになるけど、火ダルマになった国王が、走っていく。カメラはグングン引いていって、城砦のてっぺんを走る国王をとらえる。この城砦ってセットなのかCGなのか、実物ならタイヘンなんシロモノだ。
そこから落ちていく国王をカメラはさらにぐんぐん引いて国王は赤い点になる、そして地上の血みどろの合戦がフレームインしていく。
CGとの合成なのは分るけどどこをどう合成してるのか全く分らない。
1作目の時に黒沢明が見たらびっくりするようなカメラワークと書いたけど、監督ちょっと息を飲むシーンが随所にありますね。
この大合戦シーンと交互に主人公のフロドとサムとゴラムの三人の緊密な人間ドラマが展開してどちらも見ごたえがある。
けど、これだけ映画なのに主人公のフロドがちっともヒーロー然としていない。内股でへにゃへにゃと崩れ落ちるばかりで、人を見る目もなけりゃ、勇気も剣の腕もない。
それに比して従者のサムのすごいこと。
これって≪サムの大冒険≫ってタイトルのほうがいいんじゃないのと思ったのはワタシ一人ではないだろうと思う。