≪ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔≫★★★★ 03.10.26
  
ある映画サイトにはこの映画を見るにあたっての暗記法が載っていた。
・暗記法:サル(マン)が木を抜きゃウルクが「はーい!」

・解説:「旅の仲間」でサルマンが作った生物ウルク=ハイは、オークより体格が大きく、昼でも活動することができる。この生物を生むときに、サルマンが多数の樹木を根から引き抜いていたことも覚えておこう。「二つの塔」でも多数登場する。


壮大なスケールの話で、人物、人種(大半は人間ではない)、部族が入り混じりややこしい上に、三部作で、見る前にそれなりの知識がいる。
前作の説明などないので、分らない人はついてこないでよい。と思ってるというか、それだけの準備を要求しても当然と思っている作り手の自負を感じる。

同様なことが≪マトリックス≫にも言えますね。
分らない人はビデオなどできちんと前作を見ておくようにと云ってるよう。

普通だと傲慢な態度と言いたいとこだけど、それに見合うものを作っているので、こちらも暗記法で学習しながら臨むしかない。

≪ハリー・ポッター≫≪ロード・オブ・ザ・リング≫≪マトリックス≫。SFXの技術に依存したうすっぺらな作品もあるけど、創造力をきちんと持っているフィルムメーカーは、イメージする世界をフィルムに定着させる道具としてSFXをきちんと使いこなしてますね。すごい時代になったもんだと改めて思う。

といきなりわき道にそれてしまいましたが、私はファンタジーはダメなので、実は前半はタイクツ。半分居眠りしながら見てました。なんだかかったるい展開。

しかし、最後の一万人の戦闘モブシーンには圧倒されますね。
たぶん映画始まって以来最高の合戦シーンがここにあります。
前回のときも、黒沢明ばりと書いたのですが、今回も、荒野を行く騎士を360度回転して見せたり。1万人の兵士も普通だと、そんなに画面に入りきれないことをいいことに一部だけしか見せないとこですが、ここではカメラが宙を飛びきっちり1万人を見せる。
雨まで降り出して、ますます黒沢ワールド。あの世でこれを見てる黒沢さんは歯軋りしてることだろう。
SFXばかりかと思うと、甲冑は48000個作ったとかで、実写の迫力がきちんと出てるんですよね。
しかしこれだけのことを作っているのがニュージーランドって、そんなすごい国だったの?