≪007/ダイ・アナザー・デイ≫ ★★★★☆ 03.08.14
| 製作40周年かつシリーズ第20作目という節目を迎えた痛快スパイ・アクション。ピアース・ブロスナン扮するジェームズ・ボンドが朝鮮半島を皮切りに世界中を飛び回り、世界征服を企む強敵へ立ち向かっていく。注目のボンドガールには「チョコレート」のハル・ベリーとイギリスの新星ロザムンド・パイク。監督は「スパイダー/コレクター2」のリー・タマホリ。 |
いやあ、なかなか面白かった。
おなじみのアートなタイトルの場面は007の拷問シーン。タイトル中に映画の中身が進行するのははじめてとか。
14か月拷問の日々が続いて、007が髪もぼうぼう。捕虜交換でようよう自由の身になるのだけど、00の称号ははずされ、Mから「無用の存在」と言われてしまう。
それですぐに脱出。名誉挽回にむかう。スマートが身上の007にしては珍しいスタートでびっくり(なんて素直な観客)。
しかし、その後はいつもの荒唐無稽、大味アクション路線。
これを是とするか非とするかだけど、私は大いに是派。
もともと007が映画を見始めるきっかけの一つで、映画館の書割でショーン・コネリーが、銃を構えてるところをあこがれのまなざしで見ていたものだ。
面白い映画は007と遺伝子に組み込まれているのだ。
あのブラスの厚い音楽だけで心がはやる。
今はCGがあたりまえになっているので、それ込みでアクションシーンを組み立てなければならず、その分、昔より画面にスケール感が出てきてる。
それだけ、話が非現実的になるのだけど、それが007には幸いしている。
失笑寸前の荒唐無稽さがいい。
脱出名人の007が14ヶ月も囚われてるなんておかしいんじゃないかとか最初からつっこみどころは満載だけど、そんなことで整合性を求めるのは、筋違い。
それと今の007のピアーズ・ブロスナンって割と好きなんですね。タキシードがちゃんと似合っているし、といって、かっこよさを振り捨てての走りっぷりも好き。
銃の構え方は今一だけど。
「おいおいおい。それはないだろう。」とつっこみながら2年に一度くらいのお祭りに参加しているのでした。