≪ゼブラーマン≫★★★ 05.04.30

日本映画界の鬼才、三池崇史監督と人気脚本家、宮藤官九郎がVシネマ界の帝王、哀川翔の記念すべき100本目の作品でタッグを組んだ。低視聴率のため7話で打ち切られた番組のヒーロー‘ゼブラーマン’に扮する小学校教師が地球を救う、愛と感動のアクション・ヒーロー・エンターテインメント。脇を固める俳優陣も鈴木京香、渡部篤郎、内村光良、大杉漣など豪華な顔ぶれ。

学校でも家でも小さくなって生活している先生。ひそかな楽しみはコスプレで昔のヒーローゼブラーマンに扮すること。といっても部屋でソファのクッションなんかを投げ飛ばしてる。

そのうち、外に出てみたくなる。夜、コソッと出てみる。
別に犯罪じゃないけど、見つかったら信用をなくすので人が来たら物陰に隠れる。
って、コソコソしてるヒーローってあたりがおかしい。着想が面白い。それに宇宙人の来襲がからむのだけど、横丁感覚の映画に宇宙人来襲というアンマッチなところも面白い。

さすが官九郎だなぁ。それを哀川翔がするというのも意表をついてる。さらにその演出は三池崇史というのだからかなり風変わりに映画になる。

ちょっとオフビートな脱力系の面白さなんだけど、それにいかにも安物な宇宙人のCGが出てきて、最後、正統派ヒーローものになり万来の拍手といった展開は少ししらけるかな。

自分で信じれば空を飛べるというのは「アンパンマン」と一緒の設定だな なんて気がつくと結構まともな話になってしまってることが分かる。

あるレビューで「 面白いかつまらないかと問われれば「面白い」のだが、すごく面白いかと念押しされると、弱々しく「それほどでも」と答えざるを得ない映画だ。」と書かれていたのがぴったり。