■≪ジャスティス≫★★★ 03.03.08
これまた戦争映画。最近ホント多い。
といって最近流行りの「痛い戦争映画」ではない。
ドンパチは最初だけ、後はじっくり収容所の人間ドラマになっていく。
主なテーマは黒人差別問題だったりする。
タイトルの「正義」が意味すように、正義とは、誇りとは、偏見とは、犠牲とはと考えさせる話。
久しぶりに「走れメロス」を思い出した。感動的なラストといって、「走れメロス」みたいだなって。
人間ドラマはいいのだけど、ちょっとアナクロな感じを受ける。テンポはじっくり描くと言うといいけど、スローすぎるし、テーマともどもちょっと大仰。
収容所がこんな人間ドラマの舞台ですというのは最近のリアルな戦争映画の後だと少し白ける。
ブルース・ウィルスは捕虜なのにえらくいいコートを着てかっこいい。
牢名主みたいなので特別待遇なのだろうか。
ヒーロードラマなので、格好も事実関係を無視してかっこいいものになっている気がする。
歌舞伎でピカビカの衣装で出てきてるようにものかな。
リアルな戦争映画という新しいスタイルが出来てしまうと、もう前には戻りにくいところが出てくる。
反面、こうした全く違うスタイルの映画も作れるあたりがアメリカ映画のいいところだとも言える。