≪シュレック≫★★★★ 04.12.30
| 近年でも希にみる盛況を誇った2001年春・夏期の全米映画界においてもダントツの興行成績を記録した大ヒット長編アニメーション。製作はドリームワークス。見かけは恐いが本当は心優しい怪物シュレックが囚われの身のお姫様を助け出す旅に出る、映画やおとぎばなしのパロディ満載の冒険ファンタジック・コメディ。 |
《シュレック2》を見ようとして、1を見てないことに気がついて慌てて見た。アニメで話題作がいろいろあるが実は一番人気なのはコレだと書いてあったけど、なるほどという出来。
たぶん主人公のシュレックの見た目に魅力を感じないまま見てなかったのだと思うけど、それが狙いの映画でした。
つまり、アンチというかパロディな童話&ディズニー映画だった。
普通は魔法で醜い姿にさせられてるお姫さまが、王子のキスあたりで美女に変身するのだけど、これは醜く変身してしまう。正確には昼は美、夜は醜なんだけど、キス以後は夜の姿に固定されてしまう。
それについて、単純に美醜で判断してしまう価値観を批判してるという見方もできるし、単純にパロディとしても楽しめる。
けど肝心なのは醜のほうがかわいく見えることですね。シュレック自身、冒頭かなり汚いシーンのオンパレードで大胆な出だしだと思うけど最後はうまくまとまる。
アンチなディズニー映画でいてキチンとディズニー映画の枠にはまるところが作り手の力量の確かさでした。
普通の映画が時速50キロぐらいだとするとこれは55キロくらいのやや速のテンポが心地よい。自在にパロディのギャグを繰り出す手つきも鮮やか。一番受けたのはやはりお姫さまのマトリックス的360度回転アクションですかね。
これは童話のお約束をキチンと知っていて、最近の映画もそれなりに見てないと十分には楽しめないかもしれない。その意味で大人のアニメですね。