≪下妻物語≫★★★★★ 04.12.01
| 妻物語乙女派文筆家・嶽本野ばらの同名小説が原作!!深キョンのロリータ・ファッション、土屋アンナのヤンキーっぷりに注目のハイパー青春ストーリー!!監督は、数多くのエンターテイメント性の高いCMを手掛ける中島哲也。オリジナル&オープニングテーマソングは、Tommy heavenly6の書きおろしで、音楽は、CM・ゲーム音楽やアニメ「攻殻機動隊」などのサントラで定評のある菅野よう子がつとめています! |
机の一つくらいバシンと叩いて、これはおもしろい映画だ!と叫びたいですね。
映画を見るというのはトランプのカードを引きつづけてるようなとこがあって、たまに52枚のカードに収まらないジョーカーを引くことがありますが、まさにこれがそのジョーカー映画です。
レビューを読んでいたらこう書いてる人がいた。
邦画で何が不満かというと、ほとんどの作品で観客の想像を超えるものが何もないということでしょう。想像を超える画面、シーンを出してくるのは、宮崎駿とか大友とかアニメばっかりです。それをこれは、ファーストシーンでいとも簡単にやってのけます。
というあたりが、ワタシの感想にも近い。
最初の数分で今年のベスト1を確信しましたね。
どの画面にも仕掛けを入れた凝った画面づくり。センスのある会話にギャグ。疾走感のあるポップな展開。デビューしたての大林宣彦監督がこんな感じでしたね。
アニメを入れたり、画質を変えたり、意表をついた音楽の使い方などは、最近では《キル・ビル》を連想する。
ただこうした作品はとっつきはいいのだけど、内容的に今一というものが多いが、これは作品的にもしっかりしてる。
主役二人のキャラや演技には、心に残る感動もある。
こんなタイトルで、ロリータ娘とヤンキー娘が友情を育む物語なんて映画にこんな傑作があるとはね。
監督の中島哲也って、山崎努と豊川悦司が卓球してる「サッポロ黒ラベル」などのCMを作っていた人なんだそうだ。これが映画は一作目。今から中島哲也という名前があったら何でも摂取するぞ。
ワタシがこの映画を見たのは、敬愛する小林信彦さんがコラムでとりあげていたからだ。もうオジイチャンなのにはまってたみたい。ネットで少し調べたら、≪ニッポン無責任時代≫以来の意外な面白さなんだそうだ。≪ニッポン無責任時代≫って1962年の映画だから、40年ぶりの作品ってことだ。
ワタシのジョーカーみたいな映画ではまだまだ評価が低いようだ。