≪スカイキャプテン −ワールド・オブ・トゥモロー−≫★★★★ 05.05.29
| 美人新聞記者とカリスマパイロットが、失踪した科学者の謎を追う、独特の世界観で描くファンタジー・アドベンチャー。映画初監督にして脚本も手がけたのは、ケリー・コンラン。人物以外はすべてCGだという映像は、独特の手法で描かれ、芸術的に美しい。主演は『リプリー』以来2度目の共演となる、グウィネス・パルトロウとジュード・ロウ。2人のクラシカルな魅力がレトロな作品をより引き立てている。 |
ソフトフォーカスの昔の映画風な画面で始まって、そのうち普通になるんだろうと思ったら、最後まで続いた。照明にムラがあって明るくなったり暗くなったりといったつくりからして昔の映画仕立てでユニークなつくり。
出てくるロボットやロケットもどこかレトロでいい味を出してる。宮崎駿をはじめとするロボットのこだわり派が外国にもいたんだ。
監督のケリー・コンランは自宅のパソコンを使い4年をかけて本作の基になる6分間の映像を製作、その映像がプロデューサーに認められ自身初となる長編映画の監督を任されることになった。
昔のB級活劇に傾倒して・・・という動機は≪インディ・ジョーンズ≫に近い。
飛行機で空を飛んで、写る地表には、国名や緯度、経度が書かれているなんてのは好きだなぁ。
つまりはカンタンに言うとオタクなんですね。オタクならではのこだわりとセンスと入れ込みが端々に現れ、一味違った作品に仕上がってる。
ところがコレ意外とタイクツするところがある。いい画面だなと思うけど、思いつつ眠くなったりする。いろんなこだわりが意外性や話のテンポに災いしてるのではないか。
広い敵の要塞の高いとこに、細く長い橋がかかっていて、その上を歩いていかなくてはならない。こういう画面がアメリカ人は好きですね。
こうした引用のし過ぎも意外性に欠ける結果になってる。
そのあたりオタクのマイナス面かなと思う。
こった作りが、全体のキレに影響するのは大友克洋なんかと一緒でしょうか。
この個性がどう伸びるのが、次回作を見てみたいですね。