≪スイミング・プール≫★★★ 06.02.19
| フランスの気鋭監督、フランソワ・オゾンが彼の新旧のミューズである、リュディヴィーヌ・サニエとシャーロット・ランプリングを主役に迎えて贈る、刺激的な推理劇。『ピーター・パン』のティンカーベル役でハリウッド・デビューを飾った、サニエの若く挑発的な魅力と、ランプリングの成熟した大人の女の色香の調和も素晴らしい。南仏プロヴァンスの美しい風景を舞台に繰り広げられる、何ともゴージャスで薫り高き一本。 |
見かけは穏やかなんですが、かなりトリッキーな映画ですね。
最後つじつまが合わないことが起きて、映画を観てた人は、それがどういう意味なのか終って考えなくてはならない。考えて全員が分るかというと、感想など見ると、分ってないですね。ワタシもそうでして、「はぁ、なんじゃそれゃ」と思って、ネットで調べた。
解釈も複数あるようで、監督もいろいろあっていいなんて言っていて、混乱する。だいたい二通りくらいの解釈におさまるようだけど、そうすると面白いのかというとちっともです。
単に驚かすためのトリッキィで、意味を感じない。まして、分らない観客が多数出ても関係ないという姿勢はあまり好感が持てない。
話は、イギリスの女流ミステリ作家が、ストレスを抱えていて作家活動ができないので、出版者の編集長の別荘で執筆活動を始める。そこに編集長の娘が帰ってきて奇妙な同居生活が始まる。
ミステリ作家の生活ってこんなもんかと、淡々とした語り口が好感が持てます。ただラストはその奇妙な味で締められるので、作品としては不完全燃焼でした。