《大停電の夜に》★★★ 2007-09-11

そういう小説があったなぁ(ジュンパ・ラヒリ「停電の夜に」)。原作がそれでしっかりした内容なんだろと勝手に思ったらとんでもないことだった。停電のクリスマス、日常の忙しさから解放されて、善があふれてるという内容だけど、ワタシなどはそんな大停電ともなるとあちこちで暴動が起きるんじゃないかとあふれるのは悪のような気がする。

あたたまるエピソードがロマンチックに語られ、ちょっと小粋でしょと自己満足してるとこが白ける。しかし、これ映画館でこのムードにすっぽり包まれると、映画館を出るときはシアワセな気分になれる可能性もある。こんな暑い時期にテレビで見ているのではこの映画の魅力は語られないものかもしれない。 

『東京が大停電に遭遇したクリスマスイブの夜を12人の男女の物語を交錯させながらロマンティックに描くラブストーリー。監督は《東京タワー》の源考志。12人の男女を演じるのは豊川悦司、原田知世、井川遥、宇津井健などバラエティーに飛んだ顔ぶれ。さまざま年齢、さまざまな形の愛を見ごとな脚本と構成力で完成度の高い作品に仕上げている。ファタジックな雰囲気をかもし出している美しい映像にも注目。』