≪血と骨≫★★★★ 05.05.15
| 第11回山本周五郎賞を受賞した、梁石日の最高傑作の映画化作品『血と骨』!!梁石日の原作を構想に6年をかけ、崔洋一監督で映画化された作品で、2004年の数々の賞を受賞した話題作です。
主人公の金俊平役には、俳優のみの出演は、14年ぶりとなったビートたけし。妻役に、鈴木京香。また、脇を固める共演陣に、新井浩文、田畑智子、オダギリジョーなど注目の俳優が出演しています。 |
以前「本の雑誌」で、小説の中での最大の悪役は誰かをトーナメントで決定していて、1位に輝いたのが、「血と骨」の金俊平だった。
暴力的でわがままで、ほとんど本能のままに行動している。その造型がとにかく圧倒的で、面白い小説だった。なので、映画化してもそれに及ばない。原作では大柄で鬼のようなイメージなのでビートたけしでは少し違う。筋肉をつけて善戦はしてると思うけど。
と、原作に比べてけなしてもしょうがないことで、というか、原作を超えるなんて考えられないので悪口にならない。プラス何があるかだけど、最初韓国の船なんてとこから始まると、民族的な背景や社会の移り変わりといった要素が出てきて、少し原作と違った味わうにもなってきてるのはよかった。
つくりが丁寧で風格があって、作品としてのレベルは高いように感じた。
といって原作で洗脳されているのでまともな感想はもてないのだけど。
いい映画だけど、同じ時間と金を使うなら原作を読みなさいと言いたい。