■≪トーク・トゥ・ハー≫★★★★ 04.04.05
| アカデミー脚本賞、ゴールデングローブ最優秀外国語映画賞などを獲得している。 「オール・アバウト・マイ・マザー」のスペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督最新作。 キネ旬では年間ベストでは第2位になった。 女闘牛士のリディアと彼女を取材するジャーナリストのマルコ。昏睡状態にあるバレリーナ志望のアリシアと彼女の看護人のベニグノ。病院で二人の男は出会い、それぞれの目覚めぬ女を、かすかな希望を抱きながら献身的に愛する。やがて、ベニグノの愛は理性を逸脱して・・・ |
植物人間になった彼女の世話をし、話かける話が中心なので「トーク・トゥ・ハー」。
中で、サイレント映画が挿入される。
「縮みゆく男」というタイトルで、科学者の彼女のつくった小さくなる薬を飲んで小人化する彼。
解毒剤がなかなかできない。
小さくなってしまったのでベッドでもこんな風になってしまったというのが上の画像。
こんなの映画でやっていいのだろうかと思ったのだけど、作り物だから問題もないのでしょう。
こういうのを作る美術の人もタイヘンである。いろんな研究をしたのだろうかと余分なところに想像が行く。
などと話がそれてしまったが、これは、メインの話に関係している。
もう脳のスイッチが切れている植物人間に対して献身的に話かけたりすることで、医学的には考えられない奇跡が起きて、またスイッチが入ったりすることがあるそうだ。
植物人間になった彼女にたいしてそれほど献身的にはなれないマルコは、常に寝たきりの彼女に話しかけ、かいがいしく世話をするベニグノとつきあいを深くしていく。
無償の愛とは・・・というテーマかとは思うけど、報われることがないのに献身的に尽くすベニグノ。
といって彼自身は社会人としては少し偏りがある人物として描かれていて、植物人間になってしまってる彼女を私物化してるようなちょっと屈折した愛情としても描かれる。
単なる奇麗ごとに終ってるわけではない問題提起にうまいストーリーテリングだと思うけど、ナルホドね といった程度でした。