≪突入せよ!あさま山荘事件≫ ★★★★ 02.11.18
 日本映画は時々、
「なんで今ごろこういう映画をつくることにしたのだろう。」
というような映画を出してくる。この映画もそうした一本。

 マーケットリサーチなんてしないのかなぁ。ヒットしなくても映画化すべきなんだというカツドウ屋の良心なんだろうか。いまどき「あさま山荘」を見たい人ってたくさんいるんだろうか。
 
 といきなりけなしといて何だけどそれなりに面白い。あさま山荘に立てこもった赤軍派との攻防なんだけど、赤軍派はほとんど出てこない。出てくるのは本課と長野県警の確執のみ。

 ≪踊る大捜査線≫でも警察の縄張り争いが笑いの対象になっていたがここでも同様。警視庁から来た役所広司は赤軍派より手ごわい長野県警と戦わなくてはならなくなる。
 ブルドーザーを運ぶのは長野県警の仕事なのに警視庁の人が運ぼうとしてケンカになってる。せめて長野県警の制服を着てやるべきだ。なんて言ってる。そんなことばかりやっている。

 そうした話を短いカットの連続と会話のレベルとしてはかなり高い雰囲気でユーモラスに作っていて原田眞人監督もなかなかやるものだ。

 突入シーンは現場の気合が伝わってきて迫力があるのだけど、雰囲気だけ伝わってきてどういう行動をしているのかよくわからない。
 全体にして言えることはリアルさを出そうとして結果言葉が聞き取れないところや前後の関係がよく分らないというとこが多かった気がする(私だけかもしれないけど)。
 これも日本映画にはありがちなこと。